学科紹介
介護福祉学科[昼間課程2年制]
年齢も性別も関係なく学べる
同世代の人ばかりでなく、幅広い年齢層の人がいるクラス。年齢の壁を越えて多くの友人を作ったり、
勉強も教えあったり、時には支えあったりと、卒業まで一緒に学びながら共に成長していける仲間です。
■学習内容
「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」の4領域について、座学・演習・実習という3つの学習が交互に繰り返されて、教育効果が高まるように構成されています。授業は、複数教員にて個々の能力に合わせて、初心者でもわかりやすく丁寧に指導します。この学習を積み重ねた結果、自己の介護に対するイメージが確かなものとなり、より即戦力として現場で活躍できるような人材を育成します。
- ●基本:1日4限授業
- ●月〜金曜日
1限目 | 9:20〜10:50 |
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2限目 | 11:00〜12:30 |
3限目 | 13:20〜14:50 |
4限目 | 15:00〜16:30 |
卒業時に取得可能な資格
- ●介護福祉士国家試験受験資格
- ●専門士(教育・社会分野)
- ●介護食士3級
- ●レクリエーション介護士2級
少人数制だから、一人ひとりへのサポートが充実しています。
介護福祉士とは
介護福祉分野で唯一の国家資格を有する
専門職
ケアワーカーとも呼ばれ、介護が必要なお年寄りや障がい者の身の回りのお世話をし、生活全般の自立の援助を行うエキスパートです。介護される人の生活習慣や価値観を尊重し、その人らしい生活の在り方をサポートすると同時に、介護者(家族など)に対して介護に関する相談や指導を行います。
介護福祉士の特徴
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❶社会に求められている
さらなる高齢社会を迎える日本。まだまだ必要とされる仕事です。
超高齢社会の到来という社会の進展に伴って、介護を必要とする人々も急増し、今後、ますます介護サービス従事者(在宅・施設)は必要となっていきます。厚生労働省は、介護職員などを平成37年度には237万人〜249万人増やす必要があるとの推計をまとめています。
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❷誰にでも挑戦できる
社会人の入学も大歓迎です。
介護の仕事は昔は女性の仕事と思われてきました。しかし、現在は男性でも女性でもどんな年齢でも社会的に認知され、できるようになりました。「介護の仕事がしたい」と思ったらすぐに行動に移してください。介護の仕事を志すのに遅いということはありません。現に本校では幅広い年齢層の方が学んでいます。
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❸安定した収入が見込める
介護職員の給与水準が上がりました。
平成21年度より、介護職員の給与を上げることを目的とした「介護職員処遇改善交付金」の創設や介護報酬の見直し等があり、介護職員の給与も水準が上がり、安定してきました。
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❹転職にも強い
全国共通の国家資格だから場所を選ばず就職活動ができます。
仮に一度就職した施設を転職しても介護福祉士の資格はなくなりません。また、全国共通の資格のため、他県へ行っても就職活動が可能です。
■本校での当カリキュラムの特長
- ❶介護福祉の知識や技術を基礎から応用まで幅広く学べます。
- ❷介護の原理・原則を理解した上で、自立支援の視点に立った力を身につけます。
- ❸少人数制教育で一人ひとりのサポートが充実しています。
2018年度卒業生から、卒業後5年以内に国家試験に合格するか、5年間実務に従事すれば介護福祉士として登録されます。
介護食士とは
内閣総理大臣認定の公益社団法人全国調理職業訓練協会が、介護にたずさわる方たちの調理技術を向上させる目的で設けた認定資格制度。
高齢者が増える勢いが加速している現代社会において、介護施設や自宅などでの食事作りは、薄味な味付けや食べやすい硬さや大きさ、栄養バランスの摂れたメニュー等、利用者の状態や疾病についての配慮が必要とされています。それらに欠かせない知識や技術をもって働ける、食事に関するエキスパートです。介護の養成校だからできる、高齢者の心理や健康を踏まえた介助と食の大切さを学びます。
■学習内容
全て、本校の介護福祉学科のカリキュラムの中で学べます。介護施設で暮らす、高齢者や障がい者の方に対して、安全でおいしい食事を提供するために必要な科目を学びます。主な科目として、栄養学、高齢者・障害者の心理、食品学、食品衛生学、医学的基礎知識、調理理論及び実習などがあります。
■本校での当カリキュラムの特長
- ❶介護福祉士養成校だからこそできる、
介護を意識した「食」に関する知識や技術が学べる。 - ❷経験豊富なプロの講師が教えてくれるので安心。
- ❸全国の介護養成校で唯一の開講。
- ●栄養学
- ●高齢者・障害者の心理
- ●医学的基礎知識
- ●食品学
- ●食品衛生学
- ●調理理論及び実習など
- ●特別養護老人ホーム(ユニット型)
- ●有料老人ホーム
- ●訪問介護における自宅での食事作り
- ●グループホームなどの介護施設
など幅広い介護現場で必要とされています。
安心して楽しめる質の高い介護食
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嚥下調整食
食材ごとにそれぞれミキサーにかけ固め直し形づくるもので、普通食に近く、見た目も美しく、食材の味を楽しむことができるものです。(写真:西春日井福祉会提供)
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行事食
季節感をきちんと味わってもらうために、季節ごと、行事ごとに施設内で用意されるものです。
(写真:西春日井福祉会提供)
本校の実習契約施設のご紹介
西春日井福祉会は、利用者の方の様々な状態や好みに合わせた料理、季節に合わせた行事食など質の高い介護食が提供されています。また、「喫茶ギャラリーこもれび」は、その介護食にカを入れている西春日井福祉会の福祉活動を地域に伝える役割や地域の方のコミュニティの場として、また、障がい者福祉サービスの活動の場として活用されています。
喫茶ギャラリーこもれび
- アフタヌーンティーセット
- ケーキ各種
レクリエーション介護士とは
一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会が現場におけるレクリエーションの企画や実行ができる技術を向上させる目的で設けた認定資格制度
介護とレクリエーションの基本知識を身につけ、現場におけるレクリエーションの企画や実行ができる技術を向上させる目的で設けた認定資格制度です。介護レクリエーションを高齢者の「生きる喜び」「楽しみ」を見出す活動と位置づけたうえでよりよいレクリエーションを行います。必要な知識・能力を、段階的に学び、介護レクリエーションに必要な能力を確実に習得します。
■学習内容
介護レクリエーションを行うにあたって必要な知識・能力を段階的に学び、スキルや、高齢者とスムーズに接するコミュニケーション能力を確実に身につけます。そして高齢者に継続して楽しんでもらえるレクリエーションを行うには、どのようなことが必要か?という視点から、企画・計画を学び、その中で、さまざまなレクリエーションの種類を理解し展開していける応用力を身につけます。また自分が考えたアイデアをカタチ(企画書)にして目的とコンセプトを明確にする力に加え、レクリエーションを実行できる力を身につけます。
■本校での当カリキュラムの特徴
- ❶レクリエーションの中でコミュニケーション力が身につく。
- ❷趣味・特技を活かして高齢者の喜ぶ
レクリエーションが作れる介護士になる。 - ❸自分のアイデアで企画書を作成し、企画に沿った
レクリエーションを実行できる実践力が身につく。
- ●高齢者との対話術
- ●表情・声かけの仕方
- ●高齢者の状態別コミュニケーション法
- ●楽しさを引き出すレクリエーション素材
- ●レクリエーション企画の立て方
- ●レクリエーション企画書の書き方
- ●レクリエーションの組み立て方
- ●実行前の心構え
- ●レクリエーションの実行
- ●高齢者への安全に対する配慮や注意事項など
時間割
1年次
「生活支援技術」で、実践的な実技指導により介護の技術を身につけながら、「こころとからだのしくみ」を理解し、医療的側面からも介護の知識を学びます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1時限 | 生活支援技術 | 介護の基本Ⅰ | こころとからだの しくみⅠ |
発達と老化の理解 | 生活支援技術 |
2時限 | 生活支援技術 | 家政学 | こころとからだの しくみⅠ |
認知症の理解 | 生活支援技術 |
3時限 | コミュニケーション 技術 |
障害の理解 | 介護過程Ⅰ | 介護の基本Ⅱ | 人間の理解Ⅰ |
4時限 | コミュニケーション 技術 |
社会と生活のしくみ | 高齢者福祉と介護保険制度 | HR | 人間の理解Ⅱ |
2年次
1年次で学んだ技術や知識をさらに高め実践力を養います。学外実習に向けての指導や、就職対策も行います。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1時限 | こころとからだの しくみⅡ |
介護福祉専門演習 (就職対策) |
介護過程Ⅱ | 介護の基本Ⅲ | 地域福祉論 |
2時限 | こころとからだの しくみⅡ |
介護福祉専門演習 (就職対策) |
介護過程Ⅱ | 介護の基本Ⅲ | 医療的ケア |
3時限 | 介護総合演習Ⅰ-2 | 介護福祉専門演習 (介護食士) |
生活支援技術 (実技応用) |
介護福祉専門演習 (国家試験対策) |
医療的ケア |
4時限 | 介護総合演習Ⅱ | 介護福祉専門演習 (介護食士) |
人間の理解Ⅲ | 介護福祉専門演習 (レクリエーション介護士) |
医療的ケア |
※現時点での時間割です。カリキュラム改正等で入学時に変更の可能性があります。